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大学教職員、学生の航空温室効果ガス

 大学は気候変動やエネルギーの先端的な研究の場であるため、他の場所よりも温室効果ガスの規制を進めているところが多いと思います。僕の勤めている大学でも、エアコンの温度調節やリサイクルなどを行っています。しかし大学の環境報告を読んでみても、「航空」の文字はありません。大学教職員や学生が学会出席等、出張による航空機利用によって排出する温室効果ガスはどのぐらいでしょうか?

 東京大学がこれについて調査をしていたので、それを基に考えてみます。報告書はhttp://www.ags.dir.u-tokyo.ac.jp/suscam の「キャンパスにおけるサステイナビリティ評価手法の体系化」からダウンロードできます。

 報告書5ページ図-3、表-3によると、平成18年度における東京大学の学内でのエネルギー利用(電力、ガス、重油)から排出された温室効果ガスは合計138,631トン、学外(航空、鉄道)からは23,899トンでした。出張、会議出席などでの航空機利用によるものは23,176トンですが、それをRFI=2.7で地上での二酸化炭素に換算すると62,575トンとなり、学内の放出量の約45%にも及びます。大規模な実験設備や大型コンピューター等を有する東京大学は、他の大学よりキャンパス内の放出量が多いと予想されます。それに対しての45%ですから、文系が中心の大学だと航空機利用の排出量の割合はさらに増えるでしょう。

 大学の研究者は分野にもよりますが、海外の学会出席などで他の職業の人よりも航空機の利用が多い傾向にあります。教職員は大学の費用で、学生でも補助金が出たりするので、無料もしくは普通よりも安く海外に行くことができます。教職員の中には、学会に家族同伴で出席する人もいます。もちろん社会のために重要な研究のために出席することは大事なのですが、国際学会をもっと簡単に、環境負荷を下げて参加することができるように、テレビ会議のような方法を導入することはできないのでしょうか。
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大熊座から来た男

Author:大熊座から来た男
HNは池澤夏樹『スティル・ライフ』より。
ブログ名は、ツンデレ美少女風に読んでください。
CV:今井麻美、斎藤千和推奨。

膵腺房細胞癌という非常に珍しい病気と闘いながら、気候変動(特に北極圏問題)や気候工学(ジオエンジニアリング)について学んだ情報を発信していきます(体調不良のため、最近は闘病ブログになりつつあります)。気候学は独学で勉強中なので、いろいろとご指摘お願いします。

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