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気候変動とエネルギー問題 1

 温室効果ガスが気候変動の原因になっている可能性が高い以上、それと表裏一体となっているのはもちろんエネルギー問題です。もし人間がクリーンで安全なエネルギーだけで生活できるなら、この二つの問題は生まれることはなかったでしょう。エネルギー問題に関しては、2011年の震災以降、世界中特に日本で急速に議論が広まっていきましたが、僕はその議論の「バランスの悪さ」に違和感を感じてきました。 

 今の日本でエネルギー問題と言えば、おそらく99%以上の確率で、原子力発電の是非についてです。2年と少し前には環境保護団体など一部の人しか関心がなかった問題が、年齢、職業等を問わず、多くの人の関心の対象となり、そのための行動を起こす人も多いです。僕はこれ自体はよいことだと思いますし、日本のような地震の多い国で、旧式の原子力発電所をずさんな管理で稼働させることは大きなリスクがあると思います。

 しかし、2011年に目の当りとした原子力発電事故に対する恐怖のためか、問題の本質の部分がおろそかになっている人が多いような気がします。人間がエネルギーを使う場合、必ず多かれ少なかれ、何らかの犠牲を伴います。それは人的被害もあれば、自然環境に対するものもあります。大切なのは、エネルギーの利用そのものを抑えることです。「原発を止めても電気は足りる」ことは事実ですが、それはいまのところ火力発電の稼働率を上げて多くの温室効果ガスを排出することで可能になっています。

 原子力発電は絶対悪ではなく、それぞれメリットもデメリットもある様々な発電方法の中の一つとして、客観的にとらえるべきです。もし(原子力発電を利用せずに増加する温室効果ガスによる人的被害)>(原子力発電を利用して起こる事故による人的被害)となれば、僕は原子力発電を導入することに賛成するでしょう。
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No title

 どれも悩ましい問題ですね。J・ハンセンの最近の本を読むと温暖化の危機が迫る問題はよくわかりましたが、どこの国でも破たんが明らかなもんじゅ型の核燃サイクル・高速増殖炉原発に期待を寄せていて、これにはがっかりでした。
 やはり生態系・地球システムに過剰な負荷をかけない社会のあり方をさぐるしかないような気がします。その方が「懐かしの未来」の幸福を切り開ける気がします。
 拡大し続ける、大量生産・消費・廃棄☛  「成長の限界」を人類規模で直視し、急転換するしかないと思います。

No title

そのためには2つのことが必要と僕は思っています。
1つ目は、製品やサービスに温室効果ガスなどの環境負荷の表示を義務付けること。
具体的な数値で表すことなしには、何を選んだらいいのかわかりません。今の状況は、値札のない店でクレジットカードで買い物をしているようなものです。
もう一つは、消費の価値観を量から質へと転換すること。必要最小限の良質のものを長く使うことが、成熟した消費者であるという美意識が定着する必要があります。

このことについては、また書いてみようと思います。

No title

 広域的な意味で環境負荷表示は賛成です。
 とりあえず「市場の失敗」を回避すべく、CO2排出に負荷コストをつける事も必要で、その価格分を環境負荷回避に還元する制度設計、これはよりよくすべきと思います。
プロフィール

大熊座から来た男

Author:大熊座から来た男
HNは池澤夏樹『スティル・ライフ』より。
ブログ名は、ツンデレ美少女風に読んでください。
CV:今井麻美、斎藤千和推奨。

膵腺房細胞癌という非常に珍しい病気と闘いながら、気候変動(特に北極圏問題)や気候工学(ジオエンジニアリング)について学んだ情報を発信していきます(体調不良のため、最近は闘病ブログになりつつあります)。気候学は独学で勉強中なので、いろいろとご指摘お願いします。

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