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航空機の排出する温室効果ガスについて 1

 温室効果ガスの削減方法については、様々な方法がいろいろなメディアを通じて示されています。たとえば、待機電力を減らしたり、乗用車の利用を減らしたり、さらには食材の輸送に伴う温室効果ガスを減らすために地産地消を奨励したりといったことがあげられます。こういった情報はよそでより詳しく解説されているため、ここでは省きます。僕が取り上げたいのは、実は大きな割合を占めているにもかかわらず、あまり話題となることのない航空機の温室効果ガスです。

 航空機の排出する排気ガスは、二酸化炭素は2008年度で1年あたり約7.5億トン(IEAの報告)で、2008年の二酸化炭素排出量303億トンのうち2.5%とあまり多くありません。しかしそれは窒素酸化物や水蒸気等、高高度で強力な温室効果ガスになるものを含むので、IPCCによるとその2.7倍の約20億トンの二酸化炭素に匹敵します。これは現在急速に増加していて2025年には40億トンほどになると予想されています(米運輸省等の報告)。これは、2008年のアメリカの年間約54億トンに迫る数字です。それにもかかわらず京都議定書でも削減対象となっていません。EUは加盟国内の空港に発着する航空機の温室効果ガスの規制を今年から始めましたが、アメリカ、中国等の反対により現在は凍結されています。

 個人の温室効果ガス排出の例として、国内線では東京(HND)-大阪(ITM)往復の排出量は二酸化炭素換算で一人当たり440kg(新幹線はJRの発表では東京―大阪間往復9.6kg)。これは、一般的な一人暮らしの日本人が生活で排出する年間約2000~2500kg(自動車等交通を除く)の2か月分以上になります。国際線ではさらに多く、東京(NRT)-ニューヨーク(JKF)往復では、二酸化炭素換算で一人当たり6440kg, ロンドンでは5918kg, シドニーでは4674kgとなります。つまり、1回の長距離海外旅行で、生活で出る二酸化炭素の2~3年分を放出します。(日本カーボンオフセット http://www.co-j.jp/home/  のサイトで計算)
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大熊座から来た男

Author:大熊座から来た男
HNは池澤夏樹『スティル・ライフ』より。
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CV:今井麻美、斎藤千和推奨。

膵腺房細胞癌という非常に珍しい病気と闘いながら、気候変動(特に北極圏問題)や気候工学(ジオエンジニアリング)について学んだ情報を発信していきます(体調不良のため、最近は闘病ブログになりつつあります)。気候学は独学で勉強中なので、いろいろとご指摘お願いします。

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